雑記

【Unity1Week】一週間ゲームジャム「逆」に参加しました。

一週間でゲームを作るイベントに参加しました。

いえ、正確には評価期間後の提出のため参加できていません。お祭りでお店がしまった後にやってきましたみたいな寂しさがありました……

作った作品名は、魂の牢獄です。ファンタジーADVになってます。設定だけ盛り込んでゲームとしてあまり面白くならなかったなぁというのが個人的な感想です。ぐぬぬ。

ゲーム企画の裏話

企画の裏話から入りましょう。今回のお題は「逆」でした。前作同様にアドベンチャーで行こうかなって思ってましたので、ゲームジャンルは初めから決まってました。でも、やってて今回のお題難しいなあって感じました。逆要素そのものはゲームロジックに入れようと思えば入れられるんですが、面白さには結びつかないなと。私の方はアドベンチャーということでお話の中で逆要素を入れようと苦心しましたが、成果に結びつかず。企画を3つ作って、3つポシャりました。気づいたら何も決まらないまま日曜日が来ました。正直、もう参加しなくてよくないかという気持ちでしたが、アイデアが一つ閃いたのでそれで作った次第です。

没ネタ集

没ネタ1つ目は、異世界チートものです。

何でも逆にすることができる主人公が無双するお話しです。月曜日の深夜テンションで話の筋書きをほぼ書き上げました。深夜テンションって怖いですね。勢いのまま突き進む方針もなかったわけではないんですが、純粋なノベルゲーム以外にゲームとして成り立たなさそうだったので没にしました。

没ネタ2つ目は、反転世界ものです。

本来の世界とあべこべな世界を探索するみたいな筋書きですね。鏡の国のアリスとか、ポケモンのギラティナの映画のような世界とか色々考えてました。主にやりたかったのは、ミステリアスな女の子との会話劇だったんですが……。反転したものを探すアドベンチャゲームとかも考えていたんですけど、あんまりおもしろくならなさそうだったので没にしました。

で、3つ目が、時間逆向ものですね。時間が巻き戻っていく小さな世界の謎解きみたいなお話しです。ある女の子の未来に書かれた日記を読んで、それを逆順に辿っていく物語ですね。不思議な世界みたいなのをやりたくて考えてみたんですが上手くはまらず没になりました。

採用ネタ

最終的には、時間巻き戻しものになりました。幽霊屋敷で謎解きして、過去の真相に迫るみたいな定番ぽい構成で作りやすいなと。あまり構成練る時間がなかったのと前半部分をカットしたのでだいぶ物語として浅いですがしょうがないですね。折角時間巻き戻すならタイプリープものの定番ネタも盛り込みたかったですが、ちょっと難しかった。

キャラクターと世界観と反省点

キャラクターの話

マイキャラとして前作のりつかちゃん出してます。私の作品だよーっていうのをアピールしたいのとキャラクターものを作りたいという目的から同じキャラ出してます。ストーリー的には前作と繋がっているわけではなくパラレルワールドです。なので、前の作品の世界観は基本的に引き継がないです。使えそうな設定があれば持ち越しますけどね。個人の好みから魔法使いとして再度登場してますが、作品によっては忍者になったりするかもしれません。緑目金髪の17歳であることは変わりません。イメージカラーとしては、黒(紺)・黄(金)で、アクセントに赤ですね。

りつかちゃん思考顔

立ち絵に関してですが、通常立ち絵を先に描いていたんですが今回の作品の雰囲気とすごく合わなかったので急遽思考顔を描きました。

今回は、屋敷で働いていたメイドさんを追加で描いてます。次作以降でも登場するミステリアスな女の子を描きたかったんですが、ミステリアスな雰囲気とデザインの知識、キャラ設定が固まっていないので諦めました。なので、今回のメイドさんはモブ枠です。

ミスティ

舞台

高名な魔術師が住んでいた屋敷が舞台です。愛妻家でもあった彼ですが、奥方が事故死した後は、人が変わったように死者を蘇らせる魔術の没頭したようです。非道な実験も行い使用人は行方不明、願い叶わず魔術師は自殺という設定です。不幸な出来事が続いたこと、魔術師特有の得体の知れなさからいつしか呪いの屋敷として人は寄り付かなくなっていたのでした。実際のゲームの舞台は、屋敷の地下にある隠し部屋です。時間的に屋敷から探索させるのが無理だったんで隠し部屋スタートしてます。開発の都合ですね。ごめんなさい。隠し部屋へ至るルートは下の画像のような想定でした。

隠し部屋では、魂を呼び戻す術を研究したようです。その過程で、魂を石に捕らえ魂の記憶から限定的に過去を再現する術を見出した。でも、それは魔術師の希望を叶えるような物ではなかったという感じです。

反省点

謎解き要素が薄く難解なところがあったのは反省点です。こうなった経緯としては、謎解き部分最後まで詰められていなかったからなんですよね。他は出来たけど、謎解き部分は投稿日時点で未実装な状態でした。色々謎解き部分がひどかったので、翌日、無難な謎解きに差し替えました。

本当は、謎解きの過程で真相に迫っていく感じを出したかったんですが盛り込めなかったです。そこも反省点です。

真相部分が最後の会話に詰まっているのもテンポ悪いなと感じてます。ここらへんを序章でほのめかすつもりだったんですが……。キャラクターの会話も一方的に喋る感じで魅力を感じないのが駄目ですね。もっと自然な形で会話パートを構成できるようになりたい。ダンガンロンパとかのシナリオパートとか飽きず読めるので上手く雰囲気を取り入れたいですね。

開発の話とか使用アセット

実際の開発期間は4日ぐらいです。

前作は2Dスプライトですが、今回は3Dとなっています。開発途中までは部屋を見渡せるようにしてたんですが、作りこむのが大変だったため公開時点では視点は固定しています。3Dでやりたかったこととしては、アドベンチャーゲームの背景としての利用価値とカメラワーク演出の模索です。

カメラワークの演出として、Cinemacineを利用しています。アセットストアの更新は止まっているのでリンクは貼りません。Package Managerから最新を入れられるのでそちらを利用しましょう。

Cinemacineを利用することで、カメラAとカメラBの切り替えを良い感じに補完してくれます。今作だと、本を選択した際に本に見下ろした視点に切り替わる演出、魔法陣起動後の時計へ注視する演出で使っています。また、ゲームで画面が揺れるシーンあると思いますが、画面の揺れを実現する機能もついてます。魔法陣起動後に画面が揺れているのがそれですね。詳しくは別の機会に取り上げます。

本を実際に読む感じの演出として、開いた状態の本の3Dモデルが入ったPower Booksというアセットを使っています。コンピュートシェーダー使っている機能など一部使えない部分もありますが、ページ捲りのアニメーションとかあって本のアセットとして痒い所に手が届く感じです。

Power Books

使用アセット一覧

会話パートは宴を利用しています。ノベルゲーム作りたい人におすすめです。

UTAGE3 Unity Text Adventure Game Engine Version3

舞台アセットは下記を使用しています。

Dark Fantasy Kit [Lite]
Antique Clocks Pack
Books

かっこいい魔法陣もアセットストアから買いました。個人的におすすめです。

Magic Circle Textures Pack

BGMは以下のアセットです。前作キノコクエストのBGMもこのアセットに含まれているので採用率高めです。

Game Music Pack - SUITE

所感

3Dやっぱ大変ですね。最初投稿した際はライティングが効いていなかったので暗いままでした。レンダリングパスとレンダーモードを切り替えて直せましたが、本番でのみ起こる現象はどきっとしますね。あとは2Dと違ってプレイヤーの想像で補完してくれるわけではないので誤魔化しが効きにくい。手を抜いた部分は分かるし、頑張っても微妙な演出になったりして伝えたい雰囲気を伝える事が難しいなと思いました。

今後について

ファンタジーx女の子な部分はぶらさずに貫きます。

その他の部分は模索中で、色々試行錯誤していこうと思います。前作のキノコクエストが評判良かったので、その期待に応えられるような作品作りは心掛けていきたいです。ただアドベンチャーゲームに拘っているわけではないので、 RPGだったりアクションゲーム作る可能性はあります。

絵作りと雰囲気は頑張りたいので、他の作品を参考にしてセンスを磨いていこうと思います。何かしら知見が溜まれば記事として共有していきたいなと思ってます。

シナリオは最低限読むのが苦痛にならないレベルには引き上げたいですね。

あとはキャラクター。3人組が作りたいのであと2人はキャラ欲しいなと思ってます。気弱な子と元気な子で描きたいです。次回作で一人増やせるといいな。

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